特集:地域をひらこう!/寺嶋 政之さん

/ 更新日 / 2023.12.28

山辺町 政策推進課 美力発進室
シティプロモーション係 主査

山形市と近隣の寒河江市、上山市、村山市、天童市、東根市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町を合わせた7市7町はひとつの大きなエリア「山形連携中枢都市圏」として互いに協調しながら、よりよい地域づくりを進めています。このシリーズでは、その山形連携中枢都市圏を形成するエリアで地域をおこす活動をされている方たちにフォーカスし、そこでどんな活動をされているのか、そこにはどんな魅力があるのか、お話を伺います。

今回ご紹介するのは、山辺町の寺嶋政之さん。首都圏での大学生活を経てのち、生まれ育った山辺のまちに戻り、現在は町役場でお仕事をされています。今、どんなことを想い、まちのどんな魅力を見つめているのか、お聞きしました。

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寺嶋さん:わたしの担当は山辺町の「美力(みりょく)発信室」。美しいまちとしての山辺の魅力をアピールしていこう、という部署です。

山辺はとても自然が豊かなまちで、山々にも恵まれ、日本の棚田百選に選ばれた「大蕨の棚田」などもありますし、日本の原風景を思わせるような湧水の里もあります。そしてまた、星の煌めく夜空とか、川のせせらぎとか、野鳥のさえずりとか、そうした風景がなにげない日常にたくさん溢れているという、ゆたかさや美しさが自慢です。

こういう環境に恵まれたなかでの日々の生活はとても静かなものですし、心にゆとりや安らぎをもたらしてくれるもの。ですから、「住んでみて本当に良かったと感じられるまち」としての山辺町を、全国の皆さんに伝えていきたい、と考えています。

「住みやすいまち」としての具体的なポイントは他にもあります。例えば、ひとつは、アクセスのいいまち。となりの山形市の山形駅や嶋地区といったエリアに行くにも車でわずか10分ほどの距離です。同様に、天童市や寒河江市、上山市に行くにも距離的に近く、どこに通勤通学するにもとても便利です。山辺は地価も比較的安いですから、ベッドタウンとして最適、というアピールができるかと思います。また、小中学校の給食費無償化、高校生までの医療費の無償化を実現しており、子育てしやすい環境づくりを進めています。

こうしたこのまちの良さを広く伝えていくのが、わたしたちの仕事です。SNSによる情報発信であるとか、イベントへの出展であるとか、さまざまなシティプロモーションを仕掛けていこう、としているところです。まちの「美力」が伝わるような動画の制作ですとか、特設Webサイトの制作なども現在進行中です。
今なにげなくわたしが着ているこのニットも、繊維産業が盛んなこの山辺町のニット会社でつくられたものです。こういった優れた「ものづくり」もまたこの山辺のまちの大切な財産ですから、多くの皆さんにもっともっと知っていただけたら、と思っています。

(写真)寺嶋政之さん。山辺町でつくられたニットを身につけて、山辺町中央公園内の広場で。

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