特集:そこの魅力を語ろう!/町民グラウンドから最上川中山緑地までの公共施設地帯
山形市と近隣の寒河江市、上山市、村山市、天童市、東根市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町を合わせた7市7町はひとつの大きなエリア「山形連携中枢都市圏」として互いに協調しながら、よりよい地域づくりを進めています。
今回は、その山形連携中枢都市圏を形成するエリアで活動をされている方たちから、それぞれのまちにあるイベントや場所について、その魅力をお伝えいただきます。
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制作者(写真含む):阿部美恵子(中山町地域おこし協力隊)
■概要
中山町は、山形県の中心部、奥羽山脈と出羽丘陵に囲まれた山形盆地の西部にあり、県内の市町で最も面積が小さな町。そして「芋煮会発祥の地」です。江戸時代に最上川舟運の終点だったこの地で、荷揚げや荷待ちをした船頭たちが船に積んできた棒鱈と地場産の里芋を松に掛けた鍋で煮て食べていたことが芋煮会の始まりとなった、という歴史があるそうです。また、紅花文化もあり、地域の経済の発展に貢献した柏倉九左衛門家の屋敷(旧柏倉家住宅)があります。北前船によって京文化が持ち込まれたこの旧柏倉家住宅は、現在は国の重要文化財に指定されており、当時の優雅な様子をうかがうことができます。
令和6年に、10月2日が「芋煮会の日」として登録され、秋の風物詩「芋煮会」を全国にPRしています。
■この場所の魅力
小さな町で中心部に高いビルや鉄塔などの人工物がなく、自然が豊か。近隣の市町との交通網も便利です。左沢線の最上川橋梁は英国製でとても古く、マニアの方に観に来ていただきたい場所です。また、このエリアはスポーツ施設が充実しており、合宿にピッタリ。県立野球場があり、グラウンドがあり、テニスコート、室内ゲートボール場、総合体育館、宿泊施設、温泉、河川敷公園とさまざまあり、移動も楽で、集中して練習できるような環境が整えられています。練習だけでなくレクリエーションも楽しめ、河川敷公園からは月山が見えます。どこからでもとても良い風景を見ることができます。