特集:そこの魅力を語ろう!/「産直マルシェ たむぎのでした~」

/ 更新日 / 2024.10.01

山形市と近隣の寒河江市、上山市、村山市、天童市、東根市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町を合わせた7市7町はひとつの大きなエリア「山形連携中枢都市圏」として互いに協調しながら、よりよい地域づくりを進めています。

今回は、その山形連携中枢都市圏を形成するエリアで活動をされている方たちから、それぞれのまちにあるイベントや場所について、その魅力をお伝えいただきます。

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制作者:土井 友希子 (天童市地域おこし協力隊/ke・たむぎの代表)

■概要
天童市東部に位置する田麦野地区は、三方を山に囲まれた市唯一の中山間地域です。やまがたの棚田20選の一つ「田麦野の棚田」をはじめ、美しい里山の景観が広がります。
そんな田麦野地区の山菜や野菜、住民がつくった工芸品や雑貨品を販売するマルシェを、令和6年6月に初めて開催しました。
開催のきっかけは、市の提案をうけ、令和3年~約2年間にわたり地域で取り組まれた「地域管理構想策定推進対策事業」です。国土交通省が推進するこの事業では、地域の将来について住民同士の話し合いが重ねられ、今後地域として重点的に取り組んでいくテーマを空き家、農地、生活環境に決定、各テーマの検討会が組織されました。そのうちの一つ、生活環境検討会では、「自分が作ったものを販売する産直があったらいいな」「資源を活用して地域に人を呼び込みたい」などの意見が出され、マルシェという形で開催する運びとなりました。

■このマルシェの魅力
マルシェを主催する生活環境検討会、改め、地域サークル「ke・たむぎの」は、女性、移住者、若手を含む多様なメンバーで構成されています。
「ke・たむぎの」の由来は、「田麦野の美味いもんけ!(山形弁で食べて)」。半ばノリで命名したその時の盛り上がりとわくわくした雰囲気は今でも忘れられません。
田麦野地区は、移住者が増加傾向にあるものの、依然として高齢化率は約65%(R6.4現在)と高く、熱心な地域活動が行われていても、将来を不安視する声が聞かれる現状にあります。そのなかで、ke・たむぎののそれぞれのメンバーの視点や新鮮なアイデアが、地域に明るい風を吹き込んでくれるのではないかと思っています。
2回目となる今回は、農作物の産直や雑貨販売に加え、カフェや予約制のランチの営業にもチャレンジします。地域の人だから知っている美味しいものやすばらしい物をたくさんご用意してお待ちしていますので、ぜひ足をお運びください。


(提供写真 田麦野公民館 館長 小座間秀美)

■インフォメーション
日時:令和6年10/28(月)~11/3(日) 10:00~17:00 最終日は15:00まで
 ※産直は、11/2(土) 10:00~15:00のみ
 ※カフェのスイーツ&ドリンクは、
10/30(水)11:00~15:00、11/2(土)14:00~15:30、11/3(日) 11:00~15:00のみ(数量限定)
 ※カフェのランチは11月2日(土)11:00~13:00 予約制(受付10/15~)
場所:天童市大字田麦野381(市立高原の里交流施設ぽんぽこ)
ランチ予約・詳細・最新情報は、田麦野地区のホームページをご確認ください。
WEBサイト: https://www.tamugino.com