DIYな暮らしを営む

/ 更新日 / 2022.07.20

人類学者・松本剛さん

山形市の中心市街地から南へ15分。西蔵王高原のふもとにある岩波エリア。そこに、人類学者で山形大学 人文社会科学部 准教授の松本剛さんのご自宅があります。15年にわたるアメリカ生活を経て、2016年に一家で山形市に移住。2021年にはこのエリアに家を建て、豊かな自然と共存しながら限りなく自分の手を動かす暮らしを営んでいます。

薪をつくりストーブを焚き、自然栽培の畑をつくり、鶏からたまごを採り、さらには家づくりのプロセスも極限まで自分の手で。その根底には長年研究を重ねてきた人類学の思想があり、DIYな暮らしを営む松本さんにとって山形の地は学びが尽きない最高のフィールドだと話します。

山形ライフを楽しむ生活者であり、暮らしを通じて人類学を追究する研究者でもある松本さん。まずは移住の経緯からお話をうかがいました。