郁文堂書店
/ 更新日 / 2020.10.25
かつて街が賑わいを見せていた頃、七日町のこのあたり一帯は「旭銀座」と呼ばれていました。その名の通り、まさに山形の「銀座」であったのです。郁文堂書店は、その旭銀座に佇む書店ではありましたが、ただ書店であるだけでなく、そこは著名な文化人たちが集う「サロン」でもあったのです。しかしそれから長いときが流れ、2010年ころにはすでに、郁文堂書店はほぼシャッターを閉じてしまっていました。
それが、2016年頃になると、あることをきっかけに郁文堂復活の動きがはじまります。若い学生たちの協力のもとに、その古いサロン空間はリノベーションされ、新しい出会いを生み出す場へと刷新。七日町に広がっているエリアリノベーションのひとつとして注目される場所になりました。
(つづく)