蔵王高湯系こけしを未来につなぐ

/ 更新日 / 2020.08.25

こけし工人・梅木直美さん

山形で暮らしていると、旅館や老舗の商店、飲食店など、街で日常的にこけしと出会います。伝統こけしには11系統あり、そのなかで山形を代表するのが蔵王高湯系です。太めの胴体に、赤い放射状の飾りやおかっぱ頭、三日月の目、桜くずし模様や重ね菊模様などが特徴です。

近年ではこけし工人の数が減り、現在、山形県内で蔵王高湯系こけしをつくる工人はたったの3名。そのうちの一人、梅木修一さんの跡をつぐ梅木直美さんにお会いしました。

蔵王高湯系を未来につなぐ、貴重な女性こけし工人です。
(つづく)